出生前検査はいつから受けられる?

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妊娠が判明し、お腹の赤ちゃんの健康状態について不安を抱える妊婦さんは少なくありません。「もし何かあったら…早く検査を受けて状況を知りたい」と考える方に向けて、各種の出生前検査がいつから受けられるのか、そのスケジュールを客観的なデータとともにまとめました。

また、検査を急ぐ前に知っておくべき「受検者の実態や課題」についてもお伝えします。検査までの期間を、ご夫婦で適切に情報を整理し、向き合うための準備期間としてお役立てください。

出生前検査はいつから・いつまで受けられる?

出生前検査にはいくつかの種類があり、それぞれ実施可能な妊娠週数が決められています。

検査の種類 実施可能時期(いつから・いつまで)
NIPT(母体血胎児染色体検査) 妊娠9〜10週以降
超音波マーカー検査(コンバインド検査) 妊娠11〜13週
絨毛染色体検査(確定検査) 妊娠11〜14週
母体血清マーカー検査 妊娠15〜18週
羊水染色体検査(確定検査) 妊娠15〜16週以降

妊娠が判明してからNIPTなどの検査が受けられるようになるまでには、一定の期間があくことがわかります。

「早く検査を受けたい」と考える
妊婦さんの心理と実態

赤ちゃんの状態が心配で、「予約がすぐに取れるから」といった理由で手軽に受けられる施設を検討される方もいらっしゃいます。

厚生労働省が発表したアンケート調査によると、NIPTを受検した理由として「高年齢での妊娠のため(30件)」に次いで「子どもの健康面について不安を感じたため(12件)」が多く挙げられています。また、不安から「NIPT予約をすぐに取れるため」や「ネットやメールで予約を取れるため」といった利便性を重視して施設を選ぶケースも確認されています。

しかし、手軽さを理由に無認定施設で検査を受けた場合、事前の十分な情報提供が行われない懸念があります。無認定施設における検査前の遺伝カウンセリング(説明)にかかる時間は、「15分未満」が45.7%、「5分未満」が20.3%、「なし」が5.9%という調査結果があります。実に7割以上の人が、15分未満または説明なしで検査に進んでいるという実態が浮き彫りになっています。

※参照元:【PDF】厚生労働省「出生前検査に関する実態調査研究(概要)」
https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000651682.pdf

検査を急ぐことで生じうる
リスクと受検者の声

「とりあえず早く結果が知りたい」と検査を急ぎ、事前の十分な説明がないまま陰性以外の結果(陽性や判定保留)を受け取った場合、心理的な混乱を招くリスクが指摘されています。

調査によると、無認定施設で検査を受け、陰性以外の結果を得た人のうち36.4%が「検査時に検査内容を十分に理解していなかったことを検査後に再認識した」と回答しています。さらに、54.5%の人が「検査後の説明が不十分で不安が強まった」と回答しており、事前の理解不足がその後の強い不安に直結していることがわかります。

一方で、丁寧なカウンセリングを受けた人からは「遺伝カウンセリングで話をしっかり聞けて良かった」という声が聞かれます。「フォロー体制があることを教えてもらい、不安が和らぎ心強い気持ちになった」という声も寄せられており、検査前の情報提供やサポート体制の確認がいかに重要かがうかがえます。

検査実施までの期間を
「夫婦で話し合う準備期間」に

出生前検査において重要なのは、スケジュールに合わせてただ検査を急ぐことではありません。

検査が受けられる時期までの期間を、ご夫婦で「なぜ検査を受けたいのか」「もし、疾患の可能性が高いと分かった場合、どのように向き合っていくか」を話し合う時間にあてることが大切です。

監修
FMF胎児クリニック東京べイ幕張 院長 林 伸彦先生
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院長 林 伸彦先生
           

生まれる前の赤ちゃんを診る「胎児医療」は、日本ではまだ専門家が少ない分野です。
林先生は海外で胎児医療を学び、FMF胎児クリニック東京ベイ幕張を開院。超音波検査や遺伝カウンセリングを通じて、日々胎児の健康を支えています。

           
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