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「リスクが低いと言われても、NIPTを受けたほうがいいの?」
そんな疑問をもつ方は少なくありません。
たしかに、NIPT(新型出生前検査)は、かつては「高齢出産やリスクの高い人が対象」という印象がありました。
けれども今は、赤ちゃんの健康状態を知る“妊娠中の健康診断のひとつ”として選ぶ方が増えています。
たとえば、
そんな理由で、年齢やリスクに関係なく、必要に応じて受ける検査としてNIPTを検討するケースもあるのです。
大切なのは、「受けるかどうか」よりも、「自分たちにとって何を知っておきたいか」。
気になる方は、ぜひ医療機関で相談してみてください。
厚生労働省において出生前検査についての意識を調査した研究報告書(※)では、次のような受検理由が多く挙げられています。
今回、本サイトが実施した出生前検査に関するアンケート調査では、高齢出産ではないけれど検査を受けたという方もいました。
その声を紹介します。
調査名:ご自身に関するアンケート
調査方法:インターネットリサーチ(調査機関:ファストアスクアンケート)
実施期間:2025年3月24日~28日
対象:全国の3年以内に妊娠・出産を経験した女性(有効サンプル数:221名)
※記載している年齢は調査時点の年齢です。
初めての妊娠だったので、安心材料として、受けたいと夫に相談し受けました。
結果としてリスクが低いことが分かったので安心できました。費用も安かったので、受けてよかったと思います。(33歳)
第1子のときも出生前検査を受けました。
今回第2子なのでより一層第1子の負担にならないよう受けたいと思いました。(36歳)
「自分は検査を受けるつもりはないのに、周囲に“受けた方がいい”と言われて迷ってしまう」 そんな声が聞かれることがあります。
しかし、今回のアンケート調査では、「周囲に勧められたから受けた」という人はほとんどおらず、実際には多くの人が自分の意思で判断していることがわかりました。
検査を受けないという選択をした人たちの声からもわかるように、 「どんな結果が出ても子どもを迎える」と決めている場合、周囲の意見に揺らぐ必要はありません。大切なのは、自分たちにとっての納得と準備。 検査は“受ける自由”だけでなく、“受けない自由”もある選択肢です。
調査名:ご自身に関するアンケート
調査方法:インターネットリサーチ(調査機関:ファストアスクアンケート)
実施期間:2025年3月24日~28日
対象:全国の3年以内に妊娠・出産を経験した女性(有効サンプル数:221名)
※記載している年齢は調査時点の年齢です。
もともと出生前の検査は受けるつもりはありませんでしたが、夫は障害が見つかったら育てていく自信がない(から受けてほしい)とのことでした。
私は職業柄、障害を持つお子さんも見てきた経験から、検査でわかる障害は一握りで、育てていく中で障害が見つかる可能性や病気をする可能性もあることを知っています。夫に、「生まれる前から不安を語ったら子どもなんて産めない。知らないから怖いのであって、知識や理解を深めればけして恐れることではない」という話をしました。
そして、生まれる前から不安を増やすくらいなら余計に検査はしないと決めました。(34歳)
友人に「検査は受けた方がいいよ」と言われ悩みました。
ただ、別の友人が言った「問題があっても、堕ろすことは自分はできない」という言葉が刺さって、「受けない」という気持ちが強くなりました。
夫に相談したところ、夫もその友人の言葉に共感していたので、2人で受けないという結論を出しました。(34歳)
厚生労働省において出生前検査についての意識を調査した研究報告書(※)でも、「医師に勧められたから」「家族に勧められたから」「友人・知人に勧められたから」という理由で受検した人は少なく、周囲の意見に関わらず、ご自身でしっかりと検査を受ける理由を持ち、貫かれている方が多いようです。
出生前検査というと、「ダウン症を調べるための検査」という印象が強いかもしれません。
でも実際には、赤ちゃんの心臓や肺、内臓など、先天的な病気の兆しを早く知るための“健康診断”という側面もあります。
ときに、赤ちゃんが抱えている病気に出生後すぐ対応しないと命に関わることがあります。
そのため、「どんな子でも迎えたい」と思っている方にこそ、検査を検討する意味があります。
病気が見つかった場合、妊娠中から治療を始めたり、出生のタイミングや分娩施設を整える準備が可能になります。
また、「どんな子でも迎えたい」と考えている家族でも、「今の医療技術では治療が困難で、生まれた日に亡くなってしまう病気がある」とわかった場合には、事前にそのことを知っているかどうかで迎え方は大きく変わってきます。
検査は、「選ぶため」ではなく、「守るため」「備えるため」に行うこともできるのです。
出生前検査を受けるかどうか迷っている場合は、遺伝カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
専門的なトレーニングを受けた遺伝カウンセラーが、遺伝子や遺伝に関する疾患や体質などについての正しい知識や、検査で疾患が見つかった場合の選択肢や社会的サポートなどについて情報を提供し、納得の決断ができるようサポートしてくれます。
「命の選別はしない」
そう考えて、出生前検査を受けない方がいます。
その選択は、とても誠実で、まっすぐで、尊重されるべきものです。
それでも私たちは、医療者として、
“本当は救えたかもしれない命”に届かなかった経験があります。
だからこそ今、おなかの中の赤ちゃんと向き合う医療を届けたいと思っています。
「何かあったらこわい」――その気持ちも、痛いほどわかります。
私たちは、すべての妊娠が思い通りにいくわけではないことを、誰よりも見てきました。
だからこそ、もし少しでも踏み出せそうなときは、ぜひ相談してください。
検査を受けるかどうかではなく、赤ちゃんにできることを一緒に考える時間が、きっと意味のあるものになると信じています。
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生まれる前の赤ちゃんを診る「胎児医療」は、日本ではまだ専門家が少ない分野です。
林先生は海外で胎児医療を学び、FMF胎児クリニック東京ベイ幕張を開院。超音波検査や遺伝カウンセリングを通じて、日々胎児の健康を支えています。
FetalHeart(フィータルハート)は、出生前検査や胎児医療に関する正しい情報を、悩むご家族の立場に寄り添って届けるメディアです。皆さんの悩みに寄り添い、選択するお手伝いを少しでもできれば幸いです。
林 伸彦先生より
若い妊婦さんは染色体異常の確率が低いため、NIPTで陽性が出ても「偽陽性」(間違った陽性)の可能性が高くなります。
また、実際には心臓病などの構造異常のほうが多い年代でもあるため、トリソミーだけが心配という特段の理由がなければ、まずは胎児ドックで全身を詳しく確認するのがおすすめです。そのうえで、さらに安心を得たい場合にNIPTを加えるという選び方も一つの方法です。