羊水が少ない原因はダウン症?

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インターネットで「羊水過少」について調べると、検索サジェストに「羊水過少 ダウン症」といったキーワードが表示されることがあります。そのため、羊水が少ないことでダウン症を引き起こすのではないかと、不安を感じている妊婦さんもいるかもしれません。

この記事では、羊水過少とダウン症の関係をはじめ、羊水が少なくなる原因や今後の過ごし方について、わかりやすく解説します。

誤解を解く!ダウン症はむしろ「羊水過多」が多い

羊水の量が少ないこととダウン症に直接的な関係はありません。むしろダウン症との関連が疑われるのは、羊水過多の場合です。

羊水は、赤ちゃんが飲み込んだり羊膜から吸収されたりすることで、妊娠週数に応じた適切な量に保たれています。一方で、羊水過多は何らかの理由で羊水の量が過剰に増えている状態です。

羊水過多になる原因に、ダウン症に伴う合併症のひとつである「食道閉鎖」があります。消化管が閉塞していると、赤ちゃんが羊水をうまく飲み込めず、その結果として羊水過多の状態になることがあります。

羊水過多をきっかけに食道閉鎖が見つかった場合、そのほかの合併症の有無についても詳しく検査を行い、ダウン症の可能性を慎重に検討します。

羊水が少ない本当の原因は?

羊水過少の原因として考えられるのは、赤ちゃんの排尿量の減少です。妊娠中期以降の羊水の成分は胎児尿が大半を占めるので、先天的な泌尿器系の異常で赤ちゃんが尿を生成・排出できない状態になっていると、羊水過少を引き起こすことがあります。

また、お母さんが妊娠高血圧症候群などで健康状態が良くないのも、羊水量が減少する原因です。そのほかにも、前期破水や胎盤の機能不全、妊娠40週を過ぎた過期妊娠によって羊水の量が減少することがあります。

今後の過ごし方と検査

羊水過少と診断されたら、原因を特定するために超音波検査を行い、羊水量や赤ちゃんの発育状態、先天的な病気の有無などを詳しく確認します。その結果を踏まえ、原因に応じた適切な対処を行うことが重要です。

また、胎児心拍数モニタリングで赤ちゃんの心拍数と子宮収縮の状態を定期的に測定し、赤ちゃんが出産に耐えられる力(予備力)がどのくらいあるのかを評価します。

母体へのストレスや疲労が羊水量に影響を与える可能性があるため、無理をせずに安静に過ごすことも大切です。気になることや不安なことがあれば1人で抱え込まずに、医師や助産師さんに相談しましょう。

まとめ

羊水過少と診断されて、「赤ちゃんに何か悪い影響があるのでは?」「ダウン症の可能性はある?」と不安を感じている妊婦さんもいるでしょう。

羊水の少なさとダウン症については、直接的な関係はありません。羊水が少ない理由にはさまざまな要因が考えられるため、超音波検査や心拍数モニタリングで赤ちゃんの様子を丁寧に観察し、適切な対応を検討することが大切です。

不安な気持ちを1人で抱えてストレスをためることも良くありません。医師や助産師さんとも相談して一緒に向き合いながら、赤ちゃんとご自身を大切に過ごしてください。

監修
FMF胎児クリニック東京べイ幕張 院長 林 伸彦先生
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院長 林 伸彦先生
           

生まれる前の赤ちゃんを診る「胎児医療」は、日本ではまだ専門家が少ない分野です。
林先生は海外で胎児医療を学び、FMF胎児クリニック東京ベイ幕張を開院。超音波検査や遺伝カウンセリングを通じて、日々胎児の健康を支えています。

           
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