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NIPT(新型出生前診断)を検討する際、「認可施設」と「認可外施設」という言葉を聞いたことがある方もいるでしょう。認可施設と認可外施設では、カウンセリング体制やサポートなどが変わってくるため、検査を受ける前に正しく理解しておくことが大切です。
本記事では、認可施設と認可外施設の違いを分かりやすく解説していきます。
NIPTにおける認可とは、日本医学会から一定の基準を満たしていると認定された医療機関・検査分析機関のことです。基幹施設と連携をとる当該施設(連携施設)には、下記のような条件が必要です。
参照元:(pdf)厚生労働省公式HP(https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000901426.pdf)
一方の認可外は、日本医学会の認定を受けていない施設のことです。認定を受けていないからといって、違法な医療機関というわけではありません。
ただし、認可と認可外では、カウンセリング体制やサポートに大きな違いがあるほか、認可施設は国や学会が推奨するガイドラインに沿って運営されています。
| 認可施設 | 認可外施設 | |
|---|---|---|
| 検査項目 | 医学的根拠に基づく21・18・13トリソミー | 性染色体や全染色体の異常など、検査項目の選択肢が多い |
| 受検の条件 | 高齢出産の人胎児超音波検査や母体血清マーカー検査で、染色体数的異常の可能性を指摘された人夫婦同伴が原則など ※2022年の国のガイドライン改定によりこれらの制限は撤廃。現在は、十分な遺伝カウンセリングを受けた上で希望すれば、年齢に関わらず認可施設で検査を受けることが可能 |
制限なしが多い |
| 遺伝カウンセリング | 臨床遺伝専門医らによる専門的な説明が必須 | カウンセリングがない、または専門外の医師による場合がある |
| 陽性時のフォロー | 確定検査まで同じ病院、または連携病院でスムーズに対応 | 自分で確定検査の病院を探さないといけない場合がある |
| 費用 | 約10〜20万円 | プランにより大きく変動 |
NIPTの認可施設では、臨床遺伝専門医や産婦人科専門医による遺伝カウンセリングが義務付けられています。不安を解消する時間が検査前後にしっかりと設けられており、万が一陽性が出た場合にどうするのかを専門医と一緒に考えられるのは大きなポイントです。また、認可施設では出生前コンサルト小児科医と連携しているため、病気のある赤ちゃんを育てるにあたっての医療や福祉などの情報も知ることができます。
検査に関する正しい情報提供と、意思決定のサポートを受けられるのが認可施設のメリットです。
高次医療機関と連携しており、万が一陽性の結果が出た場合、すみやかに確定検査(羊水検査や絨毛検査)や治療につなげられる体制を整えています。検査前から検査後まで継続的に支援してもらえるのも、認可施設で検査を受ける大きなメリットです。
認可施設でNIPTを受けるには、夫婦同伴が原則です。夫婦同伴に対してハードルの高さや心理的な負担を感じる方もいるかもしれません。夫婦同伴が求められるのは、出生前診断が「夫婦にとって大切な命の選択」だからです。
夫婦で支え合いながら向き合うことで、結果的に後悔のない選択につながります。
検査を受ける上での条件を設けていない場合が多く、さらに医師からの予約や紹介状が必要でない施設がほとんどです。施設によっては、来院した当日にそのまますぐ検査を受けられることもあります。
仕事や上の子の子育てなどで時間がなかなか取れない方にとって、手軽に検査を受けやすいのが大きなメリットと言えるでしょう。
一方で、認可外施設では遺伝カウンセリングが義務付けられていないため、検査結果について正確な情報やアドバイスを得られない可能性があります。また、陽性結果が出た際の医学的なアフターフォロー体制が整っておらず、確定検査や治療を受けられる医療機関を自分で探さなければいけない場合も。
検査結果をどう受け止めればいいのか、その後の確定検査をどうすればいいのか分からず、パニックになる可能性があります。
万が一の際に妊婦さん自身が苦労する可能性があるため、これらの注意点を踏まえたうえで、認可外施設で受けるかどうかを検討しましょう。
NIPTは、お腹の赤ちゃんの将来にかかわる重要な検査です。そのため、「手軽に検査を受けられるから」「価格が安いから」という理由だけで選ぶのはおすすめしません。
NIPTは結果を知るだけの検査ではなく、結果をどう受け止め、どのように行動するのかを夫婦で一緒に向き合うことが求められます。だからこそ、施設や検査の信頼性、検査後のアフターフォロー体制などを総合的に判断して選ぶことが大切です。
安心して受けられる施設を選ぶなら、専門医チームによる質の高い検査と手厚いアフターフォローを受けられる認可施設をおすすめします。
また、認可施設は検査を行うことを前提としておらず、専門医らとしっかり話し合ったうえで、納得いく選択ができるように支援することを目的としています。そのため、「NIPTが気になっているけど迷っている」「NIPTについてもっと知りたい」という方にとっても、心強い存在です。
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生まれる前の赤ちゃんを診る「胎児医療」は、日本ではまだ専門家が少ない分野です。
林先生は海外で胎児医療を学び、FMF胎児クリニック東京ベイ幕張を開院。超音波検査や遺伝カウンセリングを通じて、日々胎児の健康を支えています。
FetalHeart(フィータルハート)は、出生前検査や胎児医療に関する正しい情報を、悩むご家族の立場に寄り添って届けるメディアです。皆さんの悩みに寄り添い、選択するお手伝いを少しでもできれば幸いです。