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妊娠中の出血で切迫流産と診断され、ダウン症のサインなのか不安になった妊婦さんもいるでしょう。
この記事では、初期流産と切迫流産の違いをはじめ、出血とダウン症の関係、赤ちゃんのためにできることなどを解説します。
妊娠12週未満の初期流産の原因として最も多いのは、赤ちゃんの染色体異常です。初期流産した約7割の赤ちゃんに染色体異常が見られ、特に染色体の数に関する異常が原因と考えられています。残りの3割については染色体異常は関係なく、甲状腺機能の低下や子宮奇形など母体の異常が原因とされています。
一方、切迫流産で出血が見られる原因で多いのは、絨毛(子宮内の胎盤の着床部分)や胎盤の部分的なはがれによるものです。もしくは、赤ちゃんの入っている袋の一部が破れ、子宮内に血液が溜まる「絨毛膜下血腫(じゅうもうまくかけっしゅ)」という病気も考えられます。
切迫流産は妊娠継続可能な場合が多く、初期流産とは別の症状です。
医師から切迫流産と言われたからといって、必ずしも「流産のリスクが高い」と診断されたわけではありません。妊娠22週未満の妊婦さんが痛みや出血で受診した場合、すべて「切迫流産」と診断されます。
少量の出血があったとしても、赤ちゃんの心拍が確認できて、なおかつ子宮頸管が開いていなければ、正常妊娠への回復が可能です。妊娠中の出血=ダウン症のサインというわけではないので、流産という言葉にパニックにならず、落ち着いて医師の説明を聞くようにしましょう。
妊娠12週までの切迫流産そのものに有効な治療薬はなく、安静にして経過観察することがほとんどです。どのぐらい安静すればいいのかについては、日常生活に軽い制限が設けられることもあれば、管理入院が必要になる場合もあり、妊婦さんによって異なるので医師の指示に従うようにしてください。
ただし、安静にしていても腹痛が強くなっている、月経のときよりも出血量が多い、出血が何日も続くといった場合は、早めに病院を受診しましょう。
とにかく大切なのは自分を責めないこと、そして安静にして赤ちゃんの生命力を信じることです。どうしてもダウン症などの染色体異常がないか不安な場合は、安定期に入ってから出生前検査を検討しても遅くありません。
気になることや不安なことがある場合は、1人で抱え込まずに医師に相談しましょう。正しい知識と適切な医療サポートを受けることで、安心して妊娠生活を送ることができます。
切迫流産と診断されると、「赤ちゃんに染色体異常があるのでは」と不安になる方も少なくありません。けれど、切迫流産そのものがダウン症を示すものではないとされています。
まずは医師の指示に従って安静にし、赤ちゃんとご自身を守ることを優先にしましょう。それでも不安が拭えない場合に、NIPTなどの出生前診断を検討するのも1つの選択肢です。
出生前診断は、妊娠中に赤ちゃんの染色体異常の可能性を調べる検査です。結果をもとに妊娠や出産について考えるための情報を得たり、必要に応じて出産後の生育環境を整えたりすることができます。
出生前診断を受けるかどうかに正解はありません。ただ、ご自身のリスクを事前に把握することで、漠然とした不安の解消につながることもあります。医師やカウンセラー、そしてパートナーともよく相談したうえで、納得できるカタチを選択しましょう。
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生まれる前の赤ちゃんを診る「胎児医療」は、日本ではまだ専門家が少ない分野です。
林先生は海外で胎児医療を学び、FMF胎児クリニック東京ベイ幕張を開院。超音波検査や遺伝カウンセリングを通じて、日々胎児の健康を支えています。
FetalHeart(フィータルハート)は、出生前検査や胎児医療に関する正しい情報を、悩むご家族の立場に寄り添って届けるメディアです。皆さんの悩みに寄り添い、選択するお手伝いを少しでもできれば幸いです。