巨大児=ダウン症は本当?

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妊婦健診のエコー検査で医師から「週数より大きい」と言われ、気になってネット検索した際に「ダウン症」という言葉を目にして不安になった妊婦さんもいるはず。必要以上に不安にならないためにも、情報を正しく理解することが大切です。

この記事では、「赤ちゃんが大きい=ダウン症」は本当なのか、巨大児と言われたときに注意すべきことについて解説します。

「赤ちゃんが大きい=ダウン症」は誤解?

「赤ちゃんが大きい=ダウン症」という認識は誤りです。

超音波検査でお腹の中の赤ちゃんの発育を計測した場合、ダウン症のある赤ちゃんの体は、そうでない赤ちゃんと比べて全体的に小さめであることが指摘されています。また、ダウン症の赤ちゃんは「頭が大きい」と言われることもありますが、これは体が小さめなので、相対的に頭が大きく見えるというのが主な理由です。

ダウン症の赤ちゃんの頭が、そうでない赤ちゃんよりも特別に大きいというわけではありません。

なぜ「巨大児」と「ダウン症」が結びつけられるのか

巨大児とダウン症が結び付けられやすい背景には、両者に共通するリスク要因の「高齢出産」が関係していると考えられます。

巨大児のリスクが高まる要因のひとつに、妊娠糖尿病があげられます。妊娠糖尿病は妊婦さんなら誰にでも起こりうる可能性のある病気です。特に35歳以上の高齢出産で発症しやすいと言われています。これは年齢とともに血糖値を調整する機能が徐々に低下するためです。

また、高齢出産は、ダウン症のリスクが高まる要因でもあります。

このように、巨大児とダウン症の間に直接的な因果関係はありませんが、どちらにも高齢出産が関与することで、異なる2つのリスクが混同されやすくなっているのです。

巨大児と言われた時に気をつけるべきこと

巨大児と言われた時に、本当に注意すべきなのは「妊娠糖尿病」と、それに伴う難産のリスクです。

妊娠糖尿病は、妊娠中に初めて糖代謝異常が見つかった場合に診断される病気です。放置すると巨大児や早産、妊娠高血圧症候群など、母子ともにさまざまな影響を及ぼす可能性があります。

4,000g以上ある巨大児の出産は、赤ちゃんの肩がうまく出てこない肩甲難産が起きやすく、胎児機能不全や上腕・鎖骨骨折、呼吸障害などを招く恐れがあります。母体への負担も大きく、産道の損傷による大量出血を引き起こす可能性があります。

妊娠糖尿病は自覚症状がほとんどないため、妊婦健診をきちんと受け、早期発見につなげることが重要です。

血糖値の適切なコントロールが妊娠の経過と出産の安全性を大きく左右するので、定期的な血糖測定や食事管理、適度な運動を心がけましょう。これらの取り組みは、糖尿病の悪化を防ぐだけでなく、母体と赤ちゃんの健康を守ることにもつながります。

まとめ

赤ちゃんや体調のことが気になって、インターネットで情報収集している妊婦さんも多いと思いますが、なかには「赤ちゃんが大きい=ダウン症」のように誤った情報も多く含まれているので注意が必要です。それらの情報をうのみにすると必要以上に不安になったり、誤った判断につながったりすることもあるため、気になることや不安なことがある場合は担当医や助産師さんに相談するようにしましょう。

また、ご自身や赤ちゃんの健康を守るために、定期的な妊婦健診を受診することも大切です。

特に高齢妊娠や既往歴のある妊婦さんは、合併症や赤ちゃんへの影響リスクが高まります。より安全な出産計画を立てるために、NIPT(新型出生前診断)なども含めた総合的な妊娠管理を検討するのも良いでしょう。

監修
FMF胎児クリニック東京べイ幕張 院長 林 伸彦先生
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院長 林 伸彦先生
           

生まれる前の赤ちゃんを診る「胎児医療」は、日本ではまだ専門家が少ない分野です。
林先生は海外で胎児医療を学び、FMF胎児クリニック東京ベイ幕張を開院。超音波検査や遺伝カウンセリングを通じて、日々胎児の健康を支えています。

           
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